冬は冬らしく

運営に関わる白山中宮温泉くろゆり荘()の今期の営業が無事終了した。2016年8月のリニューアル後、通年で営業したのは今年が初めてだったが、無事に終わってまずは安堵である。全くの異業界からの3人が宿の運営をするということで、最初は右も左もわからぬ状態からのスタートであったが、お客様に教えられ、自分たちで軌道修正を重ね、一緒に健康づくりを考えて実践する「現代版湯治宿」の基礎はできたと思える1年であった。11月19日(日)に全営業を終え、今は冬に向けての雪囲い(豪雪地帯特有の仕事/建物を雪から守るため、厚みのある木で覆うこと)などの作業中だ。標高700mでは早くも雪が積もりはじめており、深山特有の強い風の中、外作業を行った。あと数日で、ここは「人が立ち入れぬ場所」となる。白山はその「白き美しさ」からその名がついたが、実際の現場は大雪・強風・雪崩の場所であり、人を寄せつけぬ厳しさに満ちた場所である。これっぽっちの力しかない人間は、冬は冬らしく、おとなしくそこから出ていかなくては行けない。場所は、中宮温泉から白山市河内町へと移動し、12月上旬から本格稼働である。

2021.07.23

PAGE TOP