
ゆっくり、焦らず。
種麹をつくる大師匠から「小さくつくること。手仕事でしかできないことがあるから。面倒でも、それが一番効く。」
「ゆっくり焦らずやること。自然なことだから」と言われています。
2014年に石川県に移住してから出会った発酵食ですが、それ以来、ずっと守っています。
原点である種麹が伝統的な製法でつくるものなので、一気通貫して「手づくり」で完結させています。
大量生産ではできないこと
手づくりなので、大量生産はできません。
大量生産用の発酵食は規模の大きなメーカーにお任せして、私たちにしかできないものを追求しています。
✓ 機械にはない人の手の温もりと愛情
✓ 白山の水・空気・土壌でできた米と麹
✓ 少量につくる分、添加物や加熱処理に頼らなくて済む
手しごとなので、機械のように均一になっていません。正直なところ、発酵するスピードも一つずつ違います。
ただ、それが自然なことだし、「微生物の多様性=発酵食の最大の魅力」だと思っています。
酵素の力をより強く


伝統的な「麹蓋(こうじぶた)」という道具です。
伝統的な製法でも特に技術と手間がいるものです。
麹に必要な空気・湿度の微妙な調整ができる分、特に良いものができます。

発酵食自体、豊富に栄養素が含まれてるのだから、酵素なんて意味ない!なんていうメーカーや小売店もいます。
しかし、本来の発酵食は、家族のために必要な分だけつくっていたはず。
そして、自然の力だけでゆっくりと発酵させていたはず。
時代と逆行しているかもしれませんが、私たちは「本来の姿」を大切にしています。
酵素もしっかりと機能すれば、それだけ素材も分解されておいしくもなります。
私たちのバランス発酵食が「なんか違う」と言われる理由でもあります。
おいしい料理は人を笑顔に、幸せにします。
幸せな時間が増えれば、心の安定(バランス)につながります。
それだけじゃありません。
酵素によって体全体の機能一つひとつがしっかりと結びつき、良いめぐりを生みます。
発酵食だけが健康の全てでもありません。
だからこそ、普段食べている日常のものに目を向け、それをしっかりと体の中で巡らせる。
おいしいからはじまり、体の機能も維持・向上させる。
本来の姿をした発酵食を届けたいので、手づくりを大切にしています。