日本の宿が直面する問題。

本日NHKの番組「所さん!大変ですよ」で、日本の温泉がテーマとして取り上げられていた。中でも私自身がやはり気になったのは、後継者不足に悩む温泉宿についてだ。後継者問題は、温泉宿に限らず、全業種・全中小企業が抱える問題であるが、「家族経営」が中心である地方の温泉宿にとっては、もう一段難しい問題とも言える。我々は宿を運営する立場として当事者であり、この問題を客観視するつもりもない。事実、白山麓は過疎が進み、運営するくろゆり荘がある中宮温泉は5軒あった宿が現在2軒のみになっており、後継者問題の末路を目の当たりにしている。ただし、悲観はしていない。我々にとっては全く新しい温泉宿のあり方に向けて、いいチャンスだと思っている。思い切った規模の縮小と「小規模経営」のあり方、宿業に固執しない収益の多角化など・・・全てが新しいことへの「きっかけ」だ。通年で出来る完全プライベート型自然派オーベルジュ「Le Vent」(現在準備中)もその一環だ。温泉宿という固まった業態に固執せず、「自分でできる健康づくり」というコンセプトの下、食養生と湯治、アロマ(芳香療法)を組み合わせた新業態で突き進むのみである。必ず「共感して頂ける方≒将来の潜在的なパートナー≒将来の後継者」も現れてくれるはずである。

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