女性ホルモンの良薬 西洋ニンジンボク

ノース白山の庭で育てている西洋ニンジンボクです。シソ科の落葉低木で、高さは2〜5mほどになります。夏の終わり頃に咲く淡紫色の円錐花序の花や、季節によって緑や紫に変わる葉の色が庭の景色に彩りを与えてくれます。写真は、秋に色づいた葉をアップにしたものです。緑がかった薄紫色とでも言うんでしょうか。なんとも表現しがたい色が逆に魅力的です。エキレクティックな庭を目指す我々にとっては、シンボルツリーであるカツラやナナカマドといった大きな木の横にあるこの西洋ニンジンボクが洋の雰囲気を出してくれるので、和でもなく洋でもない調和が取れているような気がします。
さて、西洋ニンジンボクについて調べていくと、大変興味深いものばかりです。特に、効能についてです。その花姿、樹形などの美しさから、園芸品種として楽しむばかりかと思っていましたが、薬効も注目に値するものです。ズバリ、その効能は、「女性ホルモンのバランスを整えること」です。西洋ニンジンボクの実には、女性ホルモンの一種である「プロゲステロン」の分泌を正常化する働きがあるため、プロゲステロンの分泌不全によるPMSや月経不順、不妊症、肌荒れやニキビなどの女性特有の不調に効果的です。ヨーロッパでは、紀元前から薬として使われ、現在、ドイツ国内では、上記のような女性特有の症状への薬として認可もされています。ちなみに、英名はチェストツリーです。世に出る際は、西洋ニンジンボクという名前では園芸・鑑賞用として、サプリなどの商品の場合は、チェストツリー、あるいはチェストベリーとして販売されています。チェストツリーの名前から分かるように、使用する部位は西洋ニンジンボクの果実です。花後に出来る果実を乾燥させたものが薬用となります。古代から続く自然産物と言える、この西洋ニンジンボク。これからは、チェストベリーという名札をつけ、世の中の役に立つ植物としてその名が広がるかもしれません。

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