秋の七草 藤袴

ノース白山の庭で育てている藤袴(フジバカマ)です。キク科の多年草で、「秋の七草」の一つです。10月~11月に小さなピンクの花をたくさん咲かせます。派手さはないですが、郷愁を誘うようなその姿で、日本人にとっては古くから親しみのある花であり、万葉集にも読まれています。小さくてかわいい花とは対照的に、地下茎を猛烈な勢いで伸ばし群生になります。2014年の夏に、近所の方から株分けしてもらったものは、最初は萎えて大丈夫かなと心配していましたが、今年はそれが嘘のような勢いで伸び、1mほどの背丈まで成長しました。
この藤袴について2つほど。1つは、自生するものは絶滅危惧品種であることです。
これは住宅開発・工場建設によって、藤袴が自生するために適した自然環境が激減しているためです。「秋の七草」のひとつにもなっているほど、日本の風土・環境に合ってる植物ですが、今ではなかなか自生する藤袴を見ることができなくなっています。もう1つは、この藤袴の花の蜜を求めて珍しい蝶が好んで吸いにくることです。その蝶とは、「旅する蝶」ことアサギマダラです。体長6センチほどの小さな蝶ですが、台湾やフィリピンから数千キロ離れた日本にやってきて、好物の藤袴の蜜を吸いにきます。この国境を超えた小さな浪漫飛行には根強いファンも多く、マーキングした蝶の映像などがよくメディアで紹介されています。ノース白山の庭にはまだアサギマダラは来ていませんが、もっと群生地にすれば、アサギマダラ観賞会もできると思います。

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